11月のBROOKLYN つづき

11月11日(金)昨晩遅く、雨が降っていようだが、今朝はきれいに晴れ渡っている。私たちの居る部屋から、CAVEまでは7ブロックしか離れていない。パンとコーヒーで簡単な朝食を済ませ、これまた簡単なお昼のお弁当を作って、外に出ると、ワァ〜寒いではないか。日差しは明るいが、空気は昨日までと打って変わり、グッと冷たい。
さて今回我々のBROOKLYNの滞在先は、前もってシゲさんがネットで探したエミリーさんという若い女性の部屋だ。彼女は我々の滞在中は、上の階に住むボーイフレンドのところで生活する、と聞いていた。まだ新築で、壁も真っ白、大きなリビング、ゆったりとした寝室。彼女はここを買ったそうだ。あの若さで,こんなご時世に、マンションの一室を購入するなんて。ハハァ〜ン、時々部屋を貸して、ローンの返済に充てるのだろう、と思いきや、昨日の昼間、大工さんがやってきて、5時間あまりで、広いリビングにドア付きの真っ白な壁を作り、あっという間に、エミリーの寝室が出来上がり!「今夜は上だけど、明日からここよ。よろしくね。バァ〜イ」とご機嫌で去っていった。「何と言ったか分かる?」と叡に聞いたが、答えはナシ。明日からこの部屋に住むのかしら・・・。
今日になって、事情が判明した。CAVEのワークショップから戻り、バスルームに入ると、何とエミリーの洗濯物がバスタブの上にいっぱい干してあるではないか。しかもボーイフレンドの物まである。これはどういうことか?と思う間もなく、大きな荷物を抱えて、エミリーと彼がやってきて、出来立ての小さな部屋に、すっぽりとふたりで収まってしまった。という訳で、これから日本に帰るまで、私たちのBROOKLYN滞在は、若いカップルと薄い壁を隔てての共同生活となったのである。これもまた愉し!!!