もうじきクリスマス

昨日も今日も1時間朝歩きした。クリスマスが近いというのに異常に暖かい。こんな日が続くとありがたいなと思うけど、なんとなく物足りない。

Stuttgart に住んでいた時、お向かいのバーバラはこの時期になると、毎日シュトーレンやクッキーを焼いてポーランドの親戚や友人に送っていた。まだ東西が冷戦中だった。バーバラは「あちらからくる手紙は、必ずどこか破られているのよ」と怒っていた。

2009年の春1ヶ月フランスのアンジェに滞在して、CNDC(国立ダンスセンター)でアキラがWSを行なった。集まったWS生の中にポーランドの女性がいた。彼女にはフランス人の養子になったポーランド人の恋人がいて、その彼と結婚しようかどうか真剣に悩んでいた。彼女は私に「このWSが終わっても私は国には帰らない。ポーランドは今とても貧しいの。私には兄妹がいっぱいいて食べていけないの。彼はフランス人の養子になったからお金にはこまらないわ」と話してくれた。
WS生にはイスラエル人もアラブ人もいた。2008年12月から2009年初頭にかけてイスラエルはガザ地区に空爆し多数の犠牲者が出た。そんな不穏な世界情勢のなか、復活祭の日アキラのWS生たちはみんな肩を寄せ合って卵に色付けをしてキリストの復活をお祝いした。

あれから、もうずいぶん経ったけど、みんなどうしているかなぁ〜。無事でありますように。

どんどん地球星は闇に向かって堕ちていく。