EURYTHMIE WS IN HP akira kasai 3 Mai

WS 8
皆さんこんにちは。今日は日曜日で、近くの京王ストアまで買い物に出かけました。いちご、キューイ、ブドウジュース等、果物があると、夜なんかお腹すいたときに、ちょいと安心ですね。それでも、レジなんかは空いていて、全体に自粛の雰囲気濃厚です。
さて今日は M声の練習です。
M はゆっくり行いますと、Mの力は、肺の呼吸循環器系から腹部の新陳代謝形を通って、大地の中にまで深く降りていきます。この Mが呼気とともになされると、心を静め、鎮魂的な力がゆっくりと目覚め、謙虚な魂に体が満たされます。ここでMを呼吸循環器系とともに行います。心臓は、肺の中に位置しています。そして、呼吸からの血液循環への流れ、すなわち肺と心臓という二つの臓器の結びつきを、 M で作るのです。。同じ呼吸循環器系でも、肺と心臓は、一体となって作用していますけれども、どちらかっていうと、心臓から送り出される血液は、内臓器官や大腸小腸の新陳代謝の働きに強く結びつきます。人間の身体運動において、動きと呼吸を合わせながら行うというのは、当然です。けれども、同じような意味において、動きを心臓の鼓動に合わせて動くという発想は、あまりありません。なぜなら心臓は、動きに関わりなく、リズムを刻んでいるからです。けれども、この M の力が心臓の中へ流れるようになりますと、鼓動を通って、「心臓力」もいうべき力が動きの中に入り込むのです。
練習1
 まず最初は両手を下から上にあげながら吸気、上から下に下ろしながら、呼気を取ります。その時に肺の呼吸の動きをよく感じながら行います。次に2回目は、上下の両手の動きを少しゆっくり行い、さらに、呼吸もゆっくり行いながら、血液循環とともに心臓を強く感じるようにします。その時に肺と心臓が結びつくように、イメージするのです。これで一つの新しい力の流れが誕生します。これはすごく大きな力があります。これを何度か繰り返し練習しながら、単に呼吸がカラダの動きと結びついている時と、カラダと心臓が結びついてるときの違いを、カラダに刻印づけるのです。
このことは、発声においても同じです。発声は通常、喉と肺で行われると考えられています。けれども、脾臓のような内臓筋肉に働きかける発声は、喉発声 、肺発声以上に心臓力で発声するのです。心臓力と発声が結びつきますと、瞬時に心臓力と動きは結びつきます。これは私たちオイリュトミストの、未来的な課題でもあります。心臓力というのは、声に対しても動きに対しても同時に働きかけるからです。
それでは具体的に M の課題です。これにはLの動きが加わります。
練習2
まず充分に呼吸をとって、ゆっくり足を前方に歩きながら、Mの動きを一度だけ取ります。次は、そのまま吸気に続けて、後方に四歩歩きながら、大きく下からLを上に向かって取ります。この前後の動きにおいて,足の動きは 両手の動きに関わりなく、M の力をを保持し続けます。これを2往復を行います。すなわちML2回ずつです。
練習3
次は同じ動きを両手ではなくて片手で行います。最初の4歩は右手だけでMを後ろから前に
大きくても取ります。左手は手を動かさずに力の流れだけを、前方から後方へ取ります。次に後方に吸気で4歩歩き、その時右手だけでLを行い、左手は動かさずに右手と同じように力の流れだけを作ります。2往復目は、同じことを手を変えて左手で行い、右手は動かさずに力の流れだけを作ります。これをもう一度、2往復行いを行い、全部で4往復です。動かさない方の、手の力の流れだけは丁寧に作ってください。
練習4
もう一度に2往復、前後に歩きます。その時に前方には M、 後方には L の動きです。2往復ともに、両手は動かさずに力の流れだけで、M 、Lを作るのです。
この動きを覚えましたら、練習2練習3練習4を、2回繰り返します。
練習4の動きでは、ただ心の中に両手の動きをイメージするのではなくて、肺から心臓に力を流しながら、その力を空間全体に広げるように行います。1回1回カラダに刻み込むように練習しください。