忘備のための夢記述

見知らぬ町の、とある骨董品店。鉄で出来た品物を探している。小さな鉄の壜を買い求めようとする。表に出ると狭い道をトラックが猛スピード飛ばしている。山頂に雪を抱いた山の尾根の麓に、また骨董の店。そこの製品はあの山の頂上から来 …

芭蕉を踊る

文芸春秋から出ている長部日出雄さんの「古事記の真実」を、こちらに来てから二回読みました。そのなかに印刷術が発明されてからも、ヨーロッパではかなり長い間、書物は黙読ではなく、音読されていた、と書かれています。 今日、CND …

CNDCでのワークショップ、三日目

今日でCNDCのWS、三日目。フランス人を始め、エジプトのマーメッド、イランのアリ,ポルトガルのリタ、アフリカのアマル等の多国籍20名の参加で、あとイタリアの振付家クラウディアが同席。全員大変熱心で、全く新しい事柄に挑戦 …

エマニュエルの飛躍

昨日、セントナザレ公演が終わりました。公演前はいつもと変らず、その前のアンジェ最後の公演の反省会。 私はその日の観客、場所等に「動き」がかなり左右されるので、それに合わせるのがエマニュエルにとって、大変そう。話し合いで決 …

セントナザレ

昨日、フランス西海岸の街、セントナザレに到着。 この街はかつてドイツ軍と連合国軍が激しく戦闘し、市のほとんどが壊滅したので、いま建っている建物は新しいものばかり。最近まで破壊された軍需施設が残っていたそうだが、その後町は …

再び夢

 「左側に、大きな鉄の棒で形造られたひとの顔。右側に、同じく鉄の棒で形造られれた大きな人体。」 「私の隣に二歳年上の姉がいる。右の人体に向かって、私は姉に説明する。『この鉄で造られた人体においては、ひとつひとつの臓器はそ …

雪まみれ

雪と氷に大地が覆われたアンジェで、最後の公演が終りました。計五回。 カラダの動きは、それを測る測定器というものを必要としている。けれどもダンサーはヴィデオ映像のように、自分のカラダを、外側から見るわけにはいかない。ダンサ …

今朝、窓に目をやると、雪景色。向いの屋根に、チョコレート菓子にまぶした粉砂糖のような、ふんわりとした雪。ふと、ポール ギャリコの「雪のひとひら」を思い出す。空から舞い降りた雪のひとひらが天に還るまでまでのお話。矢川澄子さ …

純粋知覚

アンジェの街を歩いていると、前世からの記憶が甦ってくるような気分に襲われる。純粋知覚とは、一切の思い込み、記憶を排除して、あるがままの対象を知覚することだが、この純粋知覚で、この街を歩いていると、いまこうしてここを歩いて …

昨夜、ブログを書き終えて眠りに入ると、すぐに夢を見ました。なんと、寺山修司が闇の中から、ぼんやりと出現したのです。何かを言いたげでしたが、言葉にならないもどかしさを感じました。演劇的犯罪を試み続けた寺山のことだから、あの …