目が覚める……雪だ! 朝の外歩きは無理。やったぁ!………と内心で言い訳をする怠け者のヒサコサン………歩きたいの?歩きたくないの?……と自分に問いかける。
早朝、雪のなか自転車で仕事場に急ぐホームヘルパーさんのことを思う。仕事とはいえ私と同年輩のヘルパーさんたち………坂道の多い国分寺………雪道で滑りませんように。
木偶の坊のようにキッチンから中庭に降るボタ雪を眺めていると……次第に雪が雨に変わり………サァと陽がさしてあかるくなった………よかった………と思う反面………もっともっと雪が降って……辺り一面すっぽり雪に包まれて銀世界になればいいのに………などと思ったりしている相変わらず曖昧なヒサコサンよ!
「ミンナニデクノボートヨバレ/ホメラレモセズ/クニモサレズ/サウイフモノニ
ワタシハナリタイ」
賢治の「雨ニモマケズ………」を口の中で唱えながら絵を描いた。

今日の絵、やっぱりヘンテコになった。
暖かい春の日差しのなかで。
指を痛めない高齢者用の室内ばきを履いて………車椅子につかまり………叡と一緒に外に出る………おお、なんて冷たくて美味しい空気でしょう!「ジュジュ」と四十雀が鳴いている。真っ青の空に綿毛のような白い雲が一点浮かんでいる。








