大野チエさんのこと

先日、散歩の途中で、大野一雄先生の奥さまチエさんにそっくりの方にバッタリ。思わず近寄って、立ち話してしまった。 上星川の大野先生のお家に初めてお邪魔したのは、二十歳の頃だったと思う。 「夜空に流れる星の川」なんて、上星川 …

復活祭

お友達が「この間まで、ピンクの花が並んでいたけど、きょうは黄色がおおかったわ」と言って、黄と白のマーガレットにレモンの輪切りまでついているお花のアレンジメントを持ってきてくれた。明日は復活祭だものね。 12年前、フランス …

上村なおかのソロ

同じように、春が再び巡ってきた。桜の開花宣言と緊急事態宣言の解除と睨めっこしている。庭には春の陽光がいっぱい。いつの間にか、ライラックの濃紫色の芽の先は白味をを帯び………いつの間にか、壊れつつあるリウマチカラダの内に美し …

散歩にでる時

いつも散歩に出る時、エィっと自分で自分に気合を入れなくてはならない。ヨワムシだなぁ〜ナマケモノだなぁ〜ナサケナイなぁ〜ヒサコサン。でも、首にカラーを巻いて、靴を履いて、マスクをして、せつ子さんから頂いた超カッコいい帽子を …

ふにゃふにゃの指

今日は、寒い。いつの間にか、自分の手の変形が驚くほど進んでいるのに気がついた。始まりは20年ほど前の3月のこと、右手の中指が脱臼して、みるみる間にふにゃふにゃになってしまった。その時、私は頚椎固定手術を受けた後で、首にハ …

私の靴

須賀敦子さんの「ユルスナールの靴」に誘われて、すっかりマルグリット・ユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」にはまってしまった。 ……われわれはみな人間的条件の狭い限界からのがれたとと信じ、獣の姿で殺されるとも、人間の姿で …

晴れの日が続くと曇りの日が恋しくなる………

目が覚めると、雨が降っていた。「櫻の樹の下には」公演の前からも終わってからも、昨日まで、ずっと晴天続き。水温む春どころかお鷹の道の清流も枯れて、水の中の小さな魚たち、地中で春の光を待っている蟲たち、道端の雑草、庭の草花… …

途上の人ー故山野博大氏にー

2月7日、吉祥寺シアターでの叡の新作公演「櫻の樹の下には」の最終日の幕が上がる直前、舞踊評論家の山野博大さんが5日の日にお亡くなりになった、とミツタケがラインで知らせてきた。 何言っているの!? だって私、4日の初日の開 …

水越朋のダンス

昨夜、天使館で水越朋のダンスを観た。 木の床に置かれたメトロノームが音を刻む-カチカチ カチ-。スピーカーから聞こえるノイズ、水の音、鳥の鳴き声。混じり気のない、疑いを知らない、子鹿のような肢体、しなやかな動き………。さ …