手紙(1981.1.9) ミツの災難

ドイツ語もままならないうちに、Stuttgartに住み始めてまず困ったことは、子どもが病気になった時だ。羊のように温かく優しい目をしたフラウ・ブルーメ(近所に住む老女医さん)に、「で、どんな具合なの?」と聞かれて、どう言 …

手紙(1980.12.8) おばあちゃんのお迎え

演出家の倉本聰さんが「昔は節約が善だった。靴下に穴があけばお袋が夜なべして繕ってくれた。その靴下にはお袋の愛情がこもっていた」と言われたのを新聞で読んで、そういえば、35年前ドイツに住み始めて、日本に帰るまでの私の夜なべ …

手紙(1980.12.2) コルマールからバーゼルへの旅

それにしても、今年(2016年)のお正月は、何と暖かなお正月だったことか!この一年、みんなの心も、このように温かでありますように。 1980.12.2 夜 今やっと、3人がベッドの中で、スヤスヤ寝たところです。今日の昼間 …

手紙(1980.11.21) クリスマスにおばあちゃんがやって来る!

早くも、今日はおおつごもり。日に日に時間の速度に付いて行けなくなる。それにしても何と明るく暖かな年の暮れだろうか。来年は、内も外も明るく暖かな年になりますように。 さて35年前のこと。10月25日にアキラが一時帰国しSt …

手紙(1980.10.25)ヨーロッパでの初めての秋

1980年10月17日付けの手紙を読むと、その翌年のエルゼ・クリンク・オイリュトミーグルッペの日本公演ツアーの下準備のために、アキラが同月25日アエロフロートで2週間ほど帰国する事になり、その際にお母さんにお願いごとを書 …

手紙(1980.10.1) ミカエル祭の頃

クリスマス休暇で、日本に一時帰国したハノーバーに住む日本人の友人と電話で話した。 「今、ドイツもパリのテロ事件や難民受入れ問題で大変だけど、日本の報道とは、少し違うのよね。こちらでは、みんな、厳しい状況から逃れてきた人た …

手紙(80.9.26)秋のお祭り

11月13日の夜、パリで起きた同時多発テロ事件に、私の二人の友人が遭遇していたということを、後で聞いてびっくりした。ひとりはイタリア人で、もうひとりは日本人。二人ともたまたまパリに滞在していたという。二人とも無事だったか …

手紙(80.9.21) 学費免除のお知らせ

Stuttgartから国分寺の母(アキラのお母さん)に送った手紙のほとんどが、簡易封筒(いわゆるミニレター)に書かれている。ドイツの簡易封筒は、確か文房具屋さんで、何枚もまとまった一冊を購入したように記憶している。ブルー …

手紙(80.9.16)クレアヴァルト・ヴァルドルフシューレに入学の頃

9月16日 さて、こちらは、チカシとレイジが、目出度くヴァルドルフシューレに入学して、通い始めてから2週間経ちました。まず、入学式の日のことを書きますね。 その日は、家族5人揃って、クレアヴァルトのヴァルドルフシューレに …